みたことリスト

本や映画ゲームなどの好きをまとめたもの

逆転裁判

 

 


という訳でまず大好きなゲーム「逆転裁判」の備忘録。

おい発売17年前だぞ!?何を今更!って感じですが、私はつい去年出会いました。


まぁぶっちゃけ逆裁のCMやってた当時ポケモンとFFに勤しんでた私(小学生)はニュースで時々見てるような粛々と裁判するっぽいゲームなんて興味なかったんですよ(そもそもこいつら粛々と裁判なんぞしてねぇって事が去年分かったんですが)

 

私は元々ダンガンロンパシリーズが大好きで(きっと後々こちらについての記事を熱烈に書くと思いますが)「推理系のゲームが好きなら逆裁シリーズをぜひ」とフォロワーに勧められ、とりあえず「逆転裁判 甦る逆転」を中古500円で買ってきた事が始まりで、結果まんまとハマり倒したわけでした。
どのくらいハマったかというと

逆転裁判プレイ

3DS逆転裁判123成歩堂セレクションをプレイ(なお2度目の逆裁1と甦るは折角なので英語版をプレイ)

ios逆転裁判123も出ていたので全話購入

 

という有様です(公式へのお布施ってことで)
そして自分の「好き」をしっかりと記しておくべくここを立ち上げるきっかけにもなりました。

 

ちなみに今シリーズ全体では5と検事1までプレイ済ですが
中でも1は続編が想定されていなかったからなのか、それ自体でもしっかりと完結した、一話一話が丁寧に作り込まれたシナリオなので最後までプレイする価値はあると思います。

 


▼ネタバレゾーン(逆転裁判1プレイ済推奨。甦る、2、3は除外しています。)

 

 

 
1・2話は古畑任三郎形式で最初から犯人が描写されており、それを追い詰めていくパターン。いわゆる倒叙もの。
初見では「コナンの犯人みたいに犯人不明じゃないんだ!?」とは思ったのですが、最初から犯人が描写されているからこそ、プレイヤーとしては依頼人を信じて追い詰めるべき相手の嘘を暴く事に集中できるのでしょう。

二話は真宵ちゃん、イトノコ刑事・御剣等のメインキャラが出そろいます。


3話からは、犯人不明の状況で進んでいきます。難易度的には丁度良くステップ踏んでいるなぁと思います。たまに証拠品総当たりをやらかしますが

 イトノコはめちゃくちゃカッコイイところも見せてくれますし、御剣にも自身の追及のありかたに迷いが生まれ、初めて成歩堂に助け舟を出します。

脇役もいい味出している人ばかりなのですが、逆裁1~3伝説となったオバチャン初出がここ。この人のキャラ濃度には誰も勝てん。

 

3話は作品全体で語られているDL6号事件関連の新情報が入ってこないので、いわゆる休憩シナリオかと思っていたんですが、最終話法廷で「トノサマンの事件を思い出してみて」と言われるように「殺害現場の逆転」の予習となる要素や

「御剣の心情変化」等と作品全体に欠かせないパーツが含まれてるんですね。

(しかしながら姫神は正当防衛ってことでも良かったのではないだろうか…。証拠の隠蔽やらで殺人罪以外の罪には問われそうですが。

そもそも衣袋が死なせてしまったタクミくんと姫神は親しかったことが回想で分かり、姫神は衣袋に対して憎悪はあったんじゃ?時期が違えばいずれ殺していたのでは…?衣袋がタクミくんを死なせたのが故意だと言うのは姫神の私怨も入っているのでは?と、この辺の真相は闇の中ですね。妄想の余地アリという感じです。)

 

からの集大成4話ですよ。

衝撃と興奮しかなかった

いやすげぇよ…何食って生きて来たらこんなに綺麗に話繋げられるんだよ…。


4話法廷前半でひょうたん湖事件の真相、後半ではDL6号事件の真相に迫ります。
探偵パートではナツミさんと矢張というキャラ濃度高の集大成といった感じで、マップ移動は大変ですがなかなか楽しい。そんなハチャメチャかつ和やかな流れにブチ込まれる「DL6号事件を忘れるな」…上手い…。

そしてカルマ検事が手強い。現在5作目までプレイしていますが一番手強かった検事は文句なしにカルマ検事かと。

 

オウム尋問する流れしんどい

そしてそのオウムを根気よく調教しなおすカルマ検事

 

駄目だよこのジェバンニ手に負えないよ…。一晩かけて言葉を教え直す検事想像したら笑いが止まらないよ…。

 

 

 

しかしながら、捜査でイトノコに借りた「金属探知機」をカルマ追及の証拠品として提示する瞬間は「うおおおおお!」ってなりましたね。
そしてさらに食い下がるカルマに事件の弾丸の同一性を示すのは、マヨイちゃんが身体を張ってぶんどってきた証拠品なんですよね。…頑張ったマヨイちゃん…。

依頼人を信じる事が出来なかった生倉弁護士はひょうたん湖事件の原因となり、依頼人を最後まで信じた成歩堂はひょうたん湖事件、果てにDL6号事件の真相に辿り着く事が出来たという構造の対比もあったり。一貫したテーマとシナリオが見事に繋がっていてほんと良く出来てるなぁと。

 

そしてEDの記念写真(心霊写真)でもきっちりオチを付けて行くスタイル。千尋さん成仏しているんだろうか 

 

 

何で今まで知らなかったんだ!というくらいには面白い作品でした。

詳しいキャラ語りなどは後々するかもしれません。個人的にはイトノコ刑事が好きです